それは「ラインを引っ張ってドラグを鳴らしておく」って事なのだが・・・
私はスピニングリールでドラグを鳴らしてラインを引っ張ると
その分ラインが撚れてしまうのでむやみにやるべきではないと言う認識から
昔からベイルを倒したままでラインを引っ張ることはしなかった。
なのでエリアを始めてからもずっと例えばセッティングする際もベイルを開いてから
ラインを出してガイドに通しスナップを結んでいるのだ。
(よく現場でベールを開けずにラインを引き出しセッティングしている釣りウマさんを
見かけるが今まではアレはただの横着なやり方だと思っていた。)
ところがだ
最近あることに気付き、釣りを始める前にジージージーとリールからラインを2~3回
引き出してから(引き出した分はハンドルを回して戻す)ファーストキャストをするように
したのだ。
これはドラグがちゃんと設定されているかを確認する為ではなく、一度ドラグを効かせ
摩擦板をなじませようとするもので車でたとえると暖機運転のようなものだ。
ドラグも暖機運転が必要だと思うのである。
・・・・・
私のメインタックルは現在2LBエステルに2.5LBフロロのリーダーを付けていて
ドラグは大体200gで設定している、この設定は当然リールをゆっくり巻いてジリジリと
ラインが出たときの数値であるが、
プッシュプルスケールを引き戸の隙間に引っ掛け
アワセた時の状況を再現する為にロッドを後ろに強く引っ張ると
テンションの数値は700gと跳ね上がる。
2LBは約900g、結束強度を80%とすると720gでギリギリのところだ
ただこのテストを何度繰り返してもラインは切れることは無く、数値も700g前後と
安定した数値を示す。
200gという初期設定値がこの場合私のリール(15ルビアス)にはBESTな設定
なのではと思われる。
が、しかし!
私は現在ほぼ毎週日曜日の朝に釣行しているのだが、釣行1~2日後の月曜~火曜に
このテストをしてもその結果は変わらないのだが、日曜に釣行後、そのタックルを放置し
1週間後の土曜日に同様のテストをしてみると、ラインはプッツンと切れてしまうのだ。
このテストはここ1ヶ月をかけて3~4回試してみたが結果は同じで1週間放置した後は
見事にそのラインはブチ切れるのである。
このことから考えられるのは、ドラグの摩擦版は1週間ほど放置すると何らかの要因で
固着し、本来設定した値では稼動せず、その性能を発揮出来ない、という事なのでは
ないだろうか・・・
去年、ラインシステムをエステルに変えてからたびたび発生している
ファーストヒットの
ラインブレイク。
その原因がこの摩擦版の固着なのではと思うのである。
最近、そんな事を書いた記事が無いかとネットを徘徊しているのだが、まったく無く
こんな事はただ私のリールの性能が悪いか、はたまた手入れが悪いのか、あるいは
1週間経過するとその分ラインや結束部が劣化するだけなのかと真偽は判らないが
その事に気付いて以来、釣りを始める前に2~3回ジージージーとラインを引っ張り
暖気運転を済ませてからキャストするようにしている。
以来ファーストヒットのラインブレイクが無くなったのは事実なのである。
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