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2018年03月08日

マット真鍮

真鍮のブランクはほっておくと酸化が進みどんどん黒ずんでくる。
酸化を止めるにはクリアを吹いてやればいいのだが・・・

マット真鍮

真鍮の板を成形しアイとなる穴を2か所明ける、それを切り抜き外形を整えると
次は塗装工程なのだが早く試したくって無塗装のまま投げる事がよくある。
そしてそれが案外釣れちゃったりするので「真鍮無垢」は私の中では定番カラーなのだ。

しかしながら、ある釣行で真鍮カラーがその日一番のヒットカラーであったとしても
次の週になるとまったく反応しない事がよくあって何故かなと思っていた。
その日の天気なのか水温なのか場所のせいなのか・・・また一時は11~12月の時期に
良く反応したので季節的なものだと思う事もあった

それが最近ある事に気付いたのだ

真鍮の輝きである。

真鍮カラーと言ってもその状態は素材の板ままの状態であったり
塗装直前の足付けの為にペーパー掛けした状態であったり
はたまたゴールドの代用としてピカピカにバフ掛けした状態であったりといろいろで
それぞれその輝きがまるで違う訳だ。
そしてペーパー掛けした物も最初の使用から1週後2週後と時が経つにつれ
酸化が進み輝きが薄れていき、この事が一時的に釣れてその後は釣れなくなる原因では
ないかと思ったのである。

それではどの位の輝きの時が良いのか?

以前現地にペーパーを持って行き錆びた真鍮のスプーンの磨き加減をいろいろ変えて
テストした事があったのだが「コレだ!」という答えを見つけることは出来なかった。

ところがある日、塗装を剥がす為にシンナーの入った容器に漬けておいた事を
すっかり忘れ、1ヶ月ほど放置したものがとてもいい感じの色合いになっていたのである。
漂白したような明るさがあるのに光ってはいない、今まで見たことの無い真鍮色だった
のだ。

早速コレにクリアを吹いて酸化が進まないようにし試してみると(案外)イケたのだ。
(案外と言うのはもともと私の釣果が少ない為事故的要素があるという意味テヘッ

今シーズンこれをタフった時の切り札として「いぶしブラス」と言うカラー名で使って
いるのだが、この色を作り出すのに2~3週間もシンナーに漬け込まなくてはならない為
時間的にストレスとなっていた。
何かもっと簡単にこの色を作る方法は無いものかと考え編み出した方法が



「ペーパー(#240)掛けした直後に艶消しクリアを塗る」であった



マット真鍮
[左からジャイコ、ジャイコスリム、スイッチバックもどき]

ジャイコはシンナー漬けにした物にクリ光沢クリアを吹いたもので、ジャイコスリムと
スイッチバックもどきはペーパー掛け後に艶消しクリアを吹いたものである。

そしてマット塗装をする事からカラー名を「いぶしブラス」から
判りやすく「マット真鍮」に変える事とした。

マット真鍮、頼むよ~!ニコニコオシマイ



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Posted by 麦わらのゾフィ at 00:02│Comments(0)自家製
 
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